本学の空手部は1931年創部。松濤館の空手を継承。
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 アメリカ遠征感想文
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カリフォルニア遠征
 ロサンゼルスに2日間、サンタバーバラ1日、サンフランシスコ2日間といった大変短い期間でしたがとても充実した空手遠征になりました。今回は試合ではなく、今までとは違う形の海外遠征であったため、いつもと違う緊張感を持ちながらアメリカへ渡りました。

何度か試合でカリフォルニアへ訪れたことはありましたが、その都市の文化や歴史に触れるのは初めてでした。自分の母国でもあるアメリカですが、知らないことはたくさんあるのだなと感じさせられる5日間でもあり、改めてアメリカは多文化、多国籍の国だなということを感じさせられました。

この5日間で印象的なイベントを一つ選ぶことはとても難しいですが、その中でも一番印象的だったのはサンタバーバラの大嶋先輩の道場に訪れた時です。サンタバーバラの道場は、私が今まで行ったことのない道場でした。木造でできており、海が見えて、とても広々とした道場です。このような道場であれば何時間、何日間でも練習できるなと思わず考えてしまいました。練習の最後には大嶋先輩に形を見てもらうことができました。まず、一番はじめに言われたのが「よく練習しているね」という一言でした。大嶋先輩からそのような言葉を頂くことができ、本当に嬉しかったです。日々の練習で、少しだけでも上達するように努力していたので、些細なことですがとても嬉しく感じました。また一つアドバイスとしていただいたのが力みをなくすことです。

これは今まで多くの先生に言われてきたことでした。いかに力まずにパワーを出すか、これから自分で色々と工夫しながら大嶋先輩に言われたことを頭に入れつつ稽古していきたいと思います。

翌日の朝は、朝日とともにランニングしました。少し曇っていて、坂はたくさんありましたが太陽がとても気持ちが良くとても贅沢な朝を過ごしました。来年も勉学そして空手を頑張ると、この朝改めて決意しました。

5日間それぞれ詳細に何をして、どこへ行き、どのような人に出会って何を話したか、全て書きたいところですが一番印象的だったイベントを一つ書かせていただきました。この遠征をすることによって素晴らしい人たちと出会えることができました。人種、仕事、文化みんな様々ですが空手という一つの共通言語を持つことによってこんな素晴らしいコミュニティーができるのだなということを改めて感じました。私はこれからまたアメリカへ足を運ぶことがあると思います。その時には、またこの5日間で出会った皆様とお会いできることが楽しみです。

この度は貴重な体験をさせていただき、誠にありがとうございます。
一生の宝物となる空手遠征になりました。




早稲田大学空手部 中堅 國米櫻

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 米国遠征レポート

 201512月8日から13日までの5日間、早稲田大学空手部を代表してアメリカカリフォロニア州のロサンゼルス・サンターバーバラ・サンフランシスコに遠征をしてきた。私は、ジェームス上田さん率いるメリノール道場、大島先輩のいらっしゃるサンターバーバラの松濤館大島道場、ジェーン上田さん率いるサンフランシスコのYMCAの道場で稽古に混ぜていただいた。早稲田大学でも土曜会や小野先輩の稽古に参加をする機会があったので、「大島先輩流の空手」と、「私が16年間続けてきた競技空手/スポーツ空手」が少し異なるものだということは知っていた。そのため、アメリカ遠征では「郷に入ったら郷に従え」という心持ちで「大島先輩流の空手」の稽古に挑んだ。
 メリノールとサンフランシスコの道場では、主に組手の稽古をした。稽古開始すぐに気づいたが、生徒も指導者も全員が体操から真剣で気持ちが入っていて、私語をする雰囲気はなく、自分の世界に入って精神統一をしているように感じられた。これは、形の試合でコートに入る前、選手が気持ちを落ち着かせ、ピリピリした雰囲気に心地よさを感じている時の状態に似ていた。
 組手でも発見があった。道場生は、攻撃をして相手に当たってしまって謝る、という概念はないようで、自分が先に相手の隙を見つけて躊躇せずに攻撃をしなければ殺されるという気持ちで組手をしていたということだ。そのため、今までできることなら組手の練習はしたくない、タイマーを見て試合が早く終わることを祈りながら組手をしていた逃げ腰の私は、隙だらけで稽古当初殴られることが多々あった。しかし、慣れていくうちに「組手=怖い」という考えは消え、目の前の相手にどうしたら殴られないか、先に攻撃を仕掛けられるか、と考えるようになり、さらに戦いたい!という気持ちが大きくなって、今までとは違うトーンの気合いも自然と発していた。ビジュアルが格好のいいものではないが、目の前の敵と一本一本真剣勝負をする「大島流の組手」は、私にとって新鮮で、夢中になれるものだった。
 松濤館大島道場では、大島先輩に形の指導をしていただいた。16年間試合で勝つためにビデオ研究や先輩の真似をして、筋トレをしてがむしゃらに稽古をしてきた形を、気持ちを込めて日本武道館に立っているイメージで打った。その形を見てくださった大島先輩からのコメントは、「これからは勝負に拘らず、枠にとらわれないあなたらしい、女性らしい形を練習して、見つけていきなさい」というものだった。そのお話を聞いて、私は、これまでの試合結果を聞かれなかったことに驚きを感じた一方、試合というものから離れて、自分の強みを生かしたより実践に近い形を追求していきたいとも思った。また、以前土曜会で小野先輩が「平安二段を打っていたとしても、イメージの中で相手が形とは違う方向から攻撃をしてきたら、形の枠に収まらないで、その方向に攻撃をしていい」とおっしゃっていたことの意味が、この時少し理解できたような気がした。
 私は、早稲田大学空手部を引退して、しばらく空手はしない方向で考えていたが、三つの道場でアメリカ松濤館大島道場の方々と稽古をして、今までの積み重ねも個性として取り入れつつ、次は「大島流の空手」を追求してみたいと考えるようになった。



 

早稲田大学空手部 副将 小林暖乃

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アメリカ遠征感想文
  今回の遠征ではロサンゼルス、サンタバーバラ、サンフランシスコなどの各都市を約5日間掛けて移動した。メリノール道場の方々(Joseさんには二日間ほどずっと車で案内してもらった)を始め多くの人たちに良くして頂いた(ロサンゼルスの最初の二日間はとてもありがたいことに歓迎会続きだった)。それぞれの仕事もある中で初対面の私たちにこれほど多くの時間を割いて下さったのは感謝の念に堪えない。

各道場での練習を体験する中で気付いた事がいくつかある。

一つは今まで自分がやってきたのはあくまでも競技空手であり、実戦的な空手とは違うのではないかということだ。現地の人との自由組手の練習では向こうの方々の真剣な気持ちを瞳の中の感情として感じた。日本の全空連形式の試合ではこちらの方が強い。しかしそれは私たちのルールの枠内であり、彼らが普段あまり練習しないことを私たちが専門的にやっているからに過ぎないのだという思いがとても強くなった。それは相手が銃を持っている場合や、自分よりはるかに大きい相手に対しての想定、覚悟が向こうの方々の方がしっかりと持っていると感じたからでもある。自分達が練習してきたことが大前提として独りよがりで周りを見ていない練習だったのではないかと。

二つ目に、空手がどれほど人々を強くつなぎ合わせるかということだ。初めて会った相手であるにも拘らず何かしら通じるものが感じられる。人見知りな自分でもある程度すぐに打ち解けられるのだ。道場を中心に一つのコミュニティが形成されており、生活に深く根差している。空手が無かったらこれほど多くの人と繋がりを持つことは難しかっただろう、それに空手道場内で多くのカップルや結婚が成立していることも素晴らしい驚きだった。

三つ目は空手ではなくアメリカという国に行って感じたことになる。同じ世界でも国が違うだけでこれほど多くのものが異なっているのかと驚いた。そこにいる人々、日本では同じような見た目の人しかいない中で肌が黒い人やアジア系の人、肌が白い人も関係なく共存しているのだ。家の造りも日本の常識を超える広さ。周りを見渡せば広大な谷が見え、各都市間が離れすぎて移動中に山や海をいくつも見るほどの広がりを感じられる。

空手の練習、アメリカへの遠征で感じたことの根底にある思いは、絶対のことはということだ。それまで自分や仲間が必死にやって信じてきた空手、暮らして身に付けた常識が少し離れたところではそこで独自の発展、常識を身につけているということだ。

今回の遠征では自分一人では決して得られなかった見識を身につけられた。この場を借りて今回の遠征に際し計画してくださった空手部の諸先輩方、また受け入れてくださった現地の方々の皆さまに心よりのお礼を申し上げる。


 

 早稲田大学空手部 主務 海津直央

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 アメリカ紀行文
 2015年度主将の永田達矢です。アメリカ遠征という貴重な機会を与えてくださった稲門空手会の皆様、松濤館大島道場の皆様、誠にありがとうございました。今年度は[ロサンゼルス→サンタバーバラ→ロサンゼルス→サンフランシスコ]3つの道場に訪問させて頂きました。
最初に訪問させて頂いたメリノール道場で、私は衝撃を受けました。道場の空気感が全く違ったのです。もちろん大学での稽古は真剣にやっていますが、真剣の度合いが米国松濤館は全く違いました。稽古始めの体操から気持ちが入っていて、無駄に声を出して盛り上げている訳ではないのですが、不思議と自分の気持ちが盛り上がってくる、そんな空気感が道場には漂っていました。気合の一つ一つも、無駄に大きな声を出して自分を盛り上げるとかではなく、気持ちが入っているからこそ自然と気持ちの籠った心地よい気合が出てきました。そんな稽古の中で、私が一番感銘したのが形の稽古でした。「
First movement is most important. Wake Up! Wake UP!」、寺本さんは何度も言い続けました。形の最初の一挙動目から気持ちが入っていなければ、それは空手の形にならない。ただの体操だ。寺本さんのリードの下、何度も何度も平安初段をやり続けました。私は、形の稽古があまり好きではありませんでしたが、米国松濤館でやった形の稽古は楽しくて仕方がありませんでした。最初の一挙動目から気持ちが入り続けている形稽古は、やっていてこんなにも気持ち良いものかと感じました。稽古全体としては大学の稽古量には及びませんが、沢山の汗を掻き、それと同時に何とも言葉にし難い清々しい気持ちを得ました。こんなにも稽古は楽しいものなのか、アメリカの稽古ではそれを気づかせてもらいました。2日目には大島先輩のお宅と道場に訪問させて頂きました。素晴らしい景色、立派な神殿のような道場、大島先輩との稽古、終始驚きの連続で圧倒されていました。大島先輩には手厚く歓迎され、沢山のお話をさせて頂きました。私は大島先輩に対し『とてつもなく大きく、広く、そして深い』、このような感情を抱きました。優しさを持ち、知識も豊富で話しているだけで凄く気持ちが優しくなれるお方でした。

 大島先輩だからこそ、沢山のお弟子さんを持ち、どんな人達からも愛され、世界中に松濤館大島道場を広めることができたのだと感じました。是非とも後輩のみんなにも大島先輩と会ってもらいたいです。大島先輩に限らず、今回は沢山の方々にお世話して頂きました。ロサンゼルス〜サンタバーバラの往復や観光スポット等に長時間運転してくださったHoseさんやJamesさん、ロス観光に連れて行って下さったMiguelさん、サンフランシスコ観光に連れて行って下さったJeffさんやJaneさんやArunanさん、一緒に汗を流し飲みあったメリノール道場やサンフランシスコ道場の皆さん、快くHomestayさせて下さった皆様、他にも沢山の方々のご支援がありまして、このような素敵な経験をさせて頂きました。今回関わって下さった全ての方々に感謝致したいと思います。誠にありがとうございました。今回の遠征では沢山の方々に出会ったのですが、これでもまだ松濤館大島道場のごく僅かな人達なのだと思います。世界中に広がっている空手部つながりの輪の大きさには驚かされつつ、自分もその一員になれているという事で、早大空手部の一員であって良かったと再確認致しました。アメリカという何もかも広大な場所で、自分というちっぽけな人間が今回の遠征で得た経験は、自分が大きく成長するための素晴らしい経験となりました。


早稲田大学空手部 主将 永田達矢

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